手作りのネクタイピン、ついぶ柏工房で作れます!

2025/10/04 │##工房日記##

こんにちは。ついぶ柏工房です。

突然ですが、皆さん、ついぶ柏工房ではネクタイピンも手作りできるってご存じでしたか?

「指輪を手作りできる工房」というイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、実はネクタイピンもお作りいただけるんです!

「えっ、ネクタイピンまで作れるの?」と驚かれるお客様も少なくありません。

ですが、実際に多くの方がこのオリジナルネクタイピン作りを体験されており、記念日や特別な贈り物として選ばれることが増えてきています。

たとえば、婚約指輪を贈られたお返しとして、ネクタイピンをプレゼントされる方もいらっしゃいました。

「いつもありがとう」の気持ちを込めて、大切なパートナーへ。

また、父の日や誕生日、就職祝い、クリスマスプレゼントなど、さまざまなシーンで贈るギフトとしても人気があります。


ネクタイピンは、普段スーツを着る機会がある方や、ネクタイを使う機会が多い方にとって、さりげないおしゃれを演出してくれる大切なアイテム。

そんなネクタイピンを、大切な人のために手作りする――それは、既製品にはない特別な想いと温もりを込めることができる、とても素敵なギフトになります。

だからこそ、「特別な人のために、自分の手で作ったものを贈りたい」という想いがこもった、ギフトに最適なんです♪

ついぶ柏工房では、お好みに合わせてさまざまなデザインでお作りいただけます。

シンプルでスタイリッシュな形から、少し遊び心のあるデザインまで幅広く対応していますので、自分にピッタリなデザインが見つかりますよ*

表面の仕上げ、刻印の有無などもお選びいただけるので、想いを形にしたネクタイピンが完成します。

今回は、そんなネクタイピンの魅力や種類、そしてついぶ柏工房で実際にお作りいただけるデザインの一例や加工についてご紹介いたします。

「気になるけど…」「どんな仕上がりになるの?」という方にも、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

ものづくりが初めての方でも大丈夫!
スタッフが丁寧にサポートいたしますので、安心して体験できますよ*


ネクタイピンとは?

ネクタイピンは、装飾性と機能性を兼ね備えたアクセサリーです。

指輪やネックレスなどの一般的なアクセサリーは、見た目の美しさや華やかさを引き立てるために身につけられることが多いですが、ネクタイピンはそれに加えて、実用的な役割も果たしてくれるアイテムです。

ネクタイピンの主な役割は、ネクタイが風でめくれたり、動作によってずれたりするのを防ぐこと。

特に、ジャケットを脱いだときや前かがみになった際にネクタイがブラブラと揺れるのを防いで、常にきちんと整った印象を保つことができます。

さらに、実用面では次のような効果も期待できます。

  • 食事中にネクタイが器に触れてしまうのを防ぐ
  • 手を洗うときにネクタイが濡れてしまうのを防ぐ
  • ネクタイが物に引っかかったり、擦れて傷むのを防止する

このように、ネクタイピンは見た目を引き締めるだけでなく、清潔感や服装の美しさを保つサポートをしてくれるのです。


また、ネクタイピンは単なるファッションアイテムにとどまらず、ビジネスシーンやフォーマルな場面で“きちんと感”を演出する重要なアクセサリーとして、多くの人に選ばれています。

ネクタイを固定するという実用性に加えて、デザイン性のあるネクタイピンを選べば、それだけで全体のコーディネートが格上げされるのです。

特に、ネクタイピンに素材や仕上げ、モチーフへのこだわりがあると、

「細かなところまで気を配っている」
「洗練された印象がある」

といった好印象を相手に与えることができます。

このように、ネクタイピンは、実用性・デザイン性・贈り物としての価値、すべてを備えたアイテムです。

ネクタイピンの名前の由来

実は「ネクタイピン」という言葉、日本で生まれた和製英語だということをご存じでしょうか?

英語の「pin」は本来「針」や「留め具」といった意味がありますが、英語圏では「tie pin」という言い方はあまり一般的ではなく、ネクタイを留めるアクセサリーは

  • tie clip(タイクリップ)
  • tie clasp(タイクラプス)

などと呼ばれます。

海外の方と話すときに「ネクタイピン(necktie pin)」と言っても、意外と伝わらないことがあるんです。

日本独自のファッション文化の一つとして根付いた背景には、スーツスタイルが社会に広がる中で、日本らしい細やかな美意識や礼儀正しさが影響しているのかもしれませんね。


ネクタイピンは個性を映す“アクセサリー”

ネクタイピンは、単にネクタイを固定するための道具にとどまらず、その人らしさやセンスをさりげなく表現できるアクセサリーでもあります。

デザインや素材によって、カッチリとしたフォーマルな印象にも、少し遊び心のあるスタイルにも演出できるのが魅力のひとつ。

使用される素材はさまざまで、

  • 金や銀などの高級感あるもの
  • 洋白(ニッケルシルバー)などといった耐久性の高い素材

など、シーンや好みに応じて自由に選べます。


ついぶ柏工房では「シルバー950」を使用して制作

ついぶ柏工房では、ネクタイピン作りに**「シルバー950」**という純度の高い銀素材を使用しています。

この素材は、銀の含有率が95%と高く、上品で深みのある光沢が特徴です。

制作体験では、このシルバー素材を使って、

  • 表面を丁寧に磨く
  • ハンマーで叩いて模様をつける
  • 小さいパーツとシルバーの板を溶接する

といった作業を手作業で行いながら、自分だけのオリジナルネクタイピンを仕上げていきます。

シンプルながらも、手仕事ならではの温もりや個性が感じられる仕上がりになるため、

  • 大切な人への贈り物に
  • ご自身の節目の記念品に
  • ビジネスシーンでのさりげないおしゃれに

と、さまざまなシーンで選ばれています。


ネクタイピンの種類とデザイン

— シーンに合わせて選ぶ —

ネクタイピンには、形状や留め方によっていくつかの種類があります。

さらに、選ぶデザインによって印象も大きく変わるため、着用するシーンや目的に合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、ネクタイピンの主な種類と、それぞれのデザインが与える印象、そして「ビジネス」と「パーティー」という2つのシーンにおすすめのタイプをご紹介します。


■ 主なネクタイピンの種類

● ワニ口式(クリップ式)

もっとも一般的なタイプで、「タイクリップ」とも呼ばれます。

バネの力でネクタイとシャツをしっかり挟む構造で、使いやすさとホールド力の高さが特徴です。初心者にも扱いやすく、日常使いにぴったり。

ついぶ柏工房でも、このワニ口式ネクタイピンを制作いただけます。


● スライド式(バー式)

別名「タイバー」や「クリップ式」とも呼ばれ、ヘアピンのような構造でバネを使わずにネクタイを挟み込むタイプ。

とてもシンプルな構造ですが、金属の弾力だけで留めるため、少し外れやすいという注意点も。シルエットが細めで、ミニマルな印象を与えます。


● ショートクリップ

ナロータイ(細身のネクタイ)に合わせて作られた短めのネクタイピン。

構造は「ワニ口式」や「スライド式」と同じですが、サイズが短いため、標準的な幅のネクタイには不向きです。細身のスタイルにマッチするデザイン性が魅力。


■ シーン別おすすめネクタイピン

【ビジネスシーン向け】

ビジネスでは、派手すぎないシンプルなデザインがおすすめです。

過度な装飾を避けつつ、さりげない個性をプラスできるタイプを選びましょう。

◎ タイクリップ(ワニ口式)

  • 基本にして万能、まず1本持つならコレ
  • シンプルで信頼感のある印象を与えます
  • 着脱が簡単で実用性も高いため、毎日使いたい方に最適

◎ タイバー(スライド式)

  • よりすっきりとした印象にしたい方におすすめ
  • ミニマルな見た目で、清潔感のある装いに

◎ ショートクリップ

  • ナロータイと相性抜群
  • 若々しい印象を与え、現代的なスーツスタイルにマッチ

【パーティー・フォーマルシーン向け】

華やかな場では、装飾性や個性を楽しむのも素敵です。
スーツスタイルに遊び心を加え、洗練された印象を演出するネクタイピンをご紹介します。

◎ タイタックピン

  • ピンで刺して固定するタイプ
  • 頭頂部に宝石や装飾が施されたものが多く、ブローチのような華やかさ
  • フォーマルなスタイルに品格と個性を加えてくれます

◎ タイチェーン

  • チェーンをシャツに固定し、その輪にネクタイを通す構造
  • ネックレスのような見た目で、エレガントな印象に
  • 他とは違うアクセントを楽しみたい方におすすめ

◎ スティックピン

  • タイタックピンに似ていますが、針が長くスカーフピン由来のデザイン
  • アスコットタイやクラシカルな装いにぴったり
  • 上級者向けのアイテムで、装いに深みを加えてくれます

■ デザインで印象が変わる

ネクタイピンの魅力は、素材やデザインによって印象を大きく変えられることにもあります。

  • シンプルな直線的デザイン → 知的でクリーンな印象
  • 彫り模様や槌目(つちめ)加工 → 手作り感があり温かみのある印象
  • モチーフ付きやブランドもの → 個性を強調したいシーンに

TPOに合わせて“装う楽しさ”を

ネクタイピンは、装いにアクセントを加えつつ、機能性も兼ね備えた大人のアイテム。

ビジネス・パーティーそれぞれに合った種類とデザインを選ぶことで、より洗練されたスーツスタイルを楽しむことができます。


ネクタイピンの使い方とマナー

— おしゃれと実用性、両方を叶える正しい着け方とは? —

ネクタイピンは、ファッションアイテムでありながら、ネクタイをしっかりと固定するという大切な役割も果たしてくれます。

しかし、ただ挟めば良いというわけではなく、正しい使い方や場面に応じたマナーを知っておくことが大人の身だしなみ。

ここでは、ネクタイピンの正しい着け方と、シーン別の使い分け、注意したいマナーをご紹介します。


■ 正しい着け方の基本

ネクタイピンを美しく、そして実用的に着けるためには、以下の2つのポイントを押さえましょう。

① 留める位置

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ネクタイの「大剣と小剣」、そして「シャツの前立て」の3枚を一緒に挟むのが基本です。

ネクタイがずれないよう、しっかりと固定しましょう。

一般的な目安としては、シャツの第3ボタンと第4ボタンの間が理想の位置とされています。

あまり上すぎると目立ちすぎてしまい、逆に下すぎるとピンが隠れてしまいます。さりげなく見える“ちょうど良い位置”を意識しましょう。


② 向きと角度

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ネクタイピンは右から左に向けて挿すのが一般的なマナーです。

角度は基本的に**水平(まっすぐ)**に留めるのがフォーマルなスタイル。

ただし、カジュアルな場では少し斜めに留めて、遊び心や抜け感を演出するのも◎。

※ついぶ柏工房では女性用(左から右に向けて挿すタイプ)もお作りいただけます。ご希望の際はご予約時にお知らせくださいませ。


■ シーン別:ネクタイピンの使い方

◉ ジャケット着用時

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ジャケットを羽織っていると、ある程度ネクタイは固定されますが、ネクタイピンは見せるアクセサリーとしての意味合いが強くなります。

ネクタイの見えている範囲の中央~やや低めの位置に付けると、自然でバランスが良くなります。

◉ ワイシャツ1枚のとき

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ジャケットを脱ぐと、ネクタイが動いて煩わしく感じることがありますが、この場合は機能性を重視して、**やや低め(第4〜第5ボタンの間)**に付けるのがおすすめです。

ネクタイが揺れるのを防ぎ、見た目にもスマートになりますよ。

◉ ベスト着用時

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ベストを着ているとネクタイが自然と固定されるため、基本的にネクタイピンは不要とされています。

ただし、ベストの中に見えないように付けておくことで、ベストを脱いだ際にもネクタイが乱れず、実用性が保てます。

◉ 結婚式・パーティーなどの華やかな場面

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お祝いの席では、ネクタイピンの位置をやや高めにすると、華やかさや洗練された印象を演出できます。

「ネクタイが見えている範囲の中心あたり」にピンを添えると、バランスよくまとまり、上品なスタイルに仕上がります。


■ 注意したいマナー:使わない方が良い場面も

ネクタイピンは、ビジネスやパーティーなど、さまざまな場で使える便利なアイテムですが、すべての場面で使えるわけではありません。

× 弔事(お葬式・法事など)ではNG

葬儀や通夜など、フォーマルでも弔事の場ではネクタイピンを着けるのはマナー違反とされる場合があります。

アクセサリーは控え、できるだけシンプルかつ控えめな装いを心がけることが大切です。


ついぶ柏工房で体験できること

ネクタイピンの魅力や種類、使い方についてご紹介してきましたが、

ここからは実際についぶ柏工房で体験いただける内容や、お客様の制作例をご紹介いたします。

手作業ならではの風合いや、自分だけのこだわりを詰め込んだネクタイピンは、贈り物としても、ご自身の特別な一本としても、きっと心に残る存在になりますよ*

「どんなデザインができるの?」「初心者でも大丈夫?」

という方にも安心してご参加いただけるよう、実際のお客様の作品例や、加工のバリエーションも詳しくご紹介いたします!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

◆形(Type)

左から甲丸、平打ち、鎚目


こうまる

-甲丸-

丸みを帯びた断面が特徴。

表面が柔らかくカーブしており、年齢・性別問わず似合いやすく、世代を超えて支持されるスタイル。


ひらうち

-平打ち-

断面が平らで、シャープな印象。

表面に加工を施す場合は平打ちがおすすめ。


つちめ

-鎚目-

金槌で叩いた凹凸のあるテクスチャーが特徴のデザイン。

手作り感が残るため、ついぶ柏工房では一番人気。


選べる形は上記の3種類。それぞれ違った魅力がありますよね♪


加工オプションで人気なのは?

次にご紹介するのは、選べる加工オプションについてです。

中でも一番人気なのが 「メッキ加工(ロジウム)」

・メッキ   6,000円(税込)

左:ロジウムメッキあり

右:メッキなし 黄ばみがかってきている。


メッキ加工とは、製品の表面に金属のごく薄い膜を施すことで、見た目の美しさを高めながら、耐久性も向上させる人気の仕上げ方法です。

錆びや変色に強くなるため、日頃のお手入れが難しい方や、長く美しい状態を保ちたい方にもおすすめです。

高級感のある輝きをプラスしたい方や、贈り物として特別感を演出したい方にも、ぴったりの加工です。

実際についぶ柏工房でも、ネクタイピンへのメッキ加工は多くのお客様に選ばれている一番人気のオプションとなっています。


・手彫り   5,000円~(税込)

職人がタガネを使って、手作業で模様やラインを彫り込む技法。


・石留め   (加工費+石代)4,400円~(税込)

誕生石や記念日の宝石を留めることで、特別な意味を持つネクタイピンになりますよ*


・手書き印字   8,800円(税込)

結婚記念日や誕生日、子どもが書いた文字など、生残る思い出の刻印として人気。


・有料印字   3,300円(税込)

それぞれ異なる雰囲気を持つ11種類の字体(フォント)の中から、記念日やお名前など、お好きな言葉を5文字程度で組み合わせてご自身だけの特別な文字を加えていただけます。


・ライン   1本5,000円(税込)

一本線、複数の平行線、斜線、クロスラインなど、アレンジ次第で個性を演出できます。

・サンドブラスト   3,000円~(税込)

マットで落ち着いた雰囲気に仕上がり、特にライン加工との組み合わせが人気です。


ネクタイピン詳細

-料金-

ネクタイピン:11,000円(税込)

-人気なオプション加工-

・メッキ:6,000円(税込)

・手彫り:5,000円~(税込)

・石留め: (加工費+石代)4,400円~(税込)

・手書き印字:8,800円(税込)

・有料印字:3,300円(税込)

・ライン:1本5,000円(税込)

・サンドブラスト:3,000円~(税込)

※オプション料金は加工の範囲や石の種類などによって変動いたします。予めご了承くださいませ。


完成までの納期

受付日から3週間~
 ※メッキ加工、石留め、刻印などのオプション加工により、納期が変わる場合がございます。そのためオプション加工をご希望の際は、お時間に余裕をもってご来店くださいますようお願いいたします。

〔※特急料金でお急ぎ納期にも対応しておりますのでお気軽にご相談くださいませ。〕

ネクタイピンは、実用性に優れたアイテムでありながら、
素材・デザイン・歴史の面でも**「語れる魅力」を持つ奥深いアクセサリー**です。

そして、その魅力をより一層引き立てるのが、「自分の手で作る」という体験。

ついぶ柏工房では、「シルバー950」を素材に使用し、表面に槌目模様をつけたり、鏡面仕上げで光沢を出したりと、あなただけのデザインでネクタイピンを制作いただけます。


あなたもぜひ、大切な一日や想いを込めた特別なネクタイピンを手作りしてみませんか?

皆様のご予約を心よりお待ちしております。

店舗詳細

ついぶ柏工房

  • 営業時間:10:00~20:00
  • 定休日:年末年始
  • 住所 〒277-0842千葉県柏市末広町1-1柏髙島屋ステーションモール新館9階
  • アクセス:JR常磐線、東武アーバンパークライン(野田線)(柏駅)
  • 各中央改札から徒歩約5分
  • TEL:04-7128-5507