手作り結婚指輪とは?後悔しないためのポイントやメリット・デメリットを紹介!
2024/07/23 未分類
結婚指輪は、二人の絆を象徴する大切なアイテム。
ジュエリーショップに並んでいる指輪も美しいですが、自分たちでイチから作る手作り結婚指輪には、特別な価値があります。この記事では、手作り結婚指輪について掘り下げ、そのメリット・デメリットや、後悔しないための重要なポイントをご紹介。
特別な結婚指輪をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
手作り結婚指輪とは?
手作り結婚指輪とは、お客様ご自身で手作りする結婚指輪のこと。金属や指輪の原型となる素材を加工して作る、近年特に人気を集めている選択肢です。
お二人でデザインを決めてお二人の手で作るので、その時の思いや思い出を込めることができます。手作りの結婚指輪は、世界に一つの二人の愛の象徴となるので、既製品以上に特別な意味を持つアイテムといえるかもしれません。
手作り結婚指輪のメリットとデメリット
世界に一つの指輪が作れることで人気の手作り結婚指輪ですが、もちろんメリットとデメリットがあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
手作り結婚指輪のメリット
世界でひとつだけの結婚指輪が作れる
手作り結婚指輪の最大の魅力は、他にはない唯一無二のデザインの指輪を作れることです。これは、ジュエリーショップで売られている既製品の指輪では決して得られないメリットですよね。人と一緒なものが嫌な人、自由な発想で指輪をデザインしたい人にぴったりなメリットいえるでしょう。
手作りする時間が思い出になる
指輪作りの過程は、結婚生活の初めの素敵な思い出となること間違いなしです。ふたりでそれぞれの作業に没頭することで、二人の関係はより深まり、絆はより固いものに。「真剣な横顔が素敵」「思ったより器用で驚いた」など、今まで見たことがなかったパートナーの姿を見られることもあるかもしれません。
自分にぴったりな指輪が手に入る
手作りなら、デザインや素材、予算など自分たちに合った指輪を自由に選ぶことができます。さらに、10号だと大きくて気になるけど9号だと小さくて入らない…という方も手作りなら大丈夫。サイズをあわせながら作るので、自分の指にぴったりな指輪が完成します。
リーズナブルに手作りできる
意外かもしれませんが、手作り結婚指輪は既製品の指輪に比べてリーズナブルに制作することができます。ジュエリーショップの場合は、デザイナーがデザインしたものを工場で指輪職人が作って、梱包・発送して、カタログを作って、各店舗に届けて、陳列して……という流れがありますが、手作りではデザインから制作までをお客様に行っていただくため、人件費や広告費がかからないんです。
手作り結婚指輪のデメリット
デザインの自由度が高い
素材やデザイン、仕上げ方法まですべて自分たちで決める必要があることから、「決めきれない」「面倒」と感じる方もいらっしゃいます。もちろんスタッフもデザインの相談に乗ってくれますから、デメリットに感じる方は気軽に聞いてみてくださいね。
手間がかかる
手作り結婚指輪は、時間と労力が必要。特に経験がない場合、予想以上に時間がかかることがあります。細かな作業には根気と集中力が必要となるので、「面倒」「疲れた」と、この過程がストレスに感じられる方もいらっしゃいます。
完成品を事前に確認できない
世界に一つ、というメリットはデメリットにもなりえるかもしれません。出来上がるまで、最終的な見た目やフィット感を確認することができないから。これによって、思っていたものと違う、というリスクがあります。このリスクを減らすためには、デザインを細部までこだわり、可能であれば事前に3Dのイメージや試作品を作ってもらうことも検討してみてください。
価格が分かりづらい
「完成品を事前に確認できない」デメリットの派生として、実際の価格が完成するまで分からないということも考えられます。一般的な手作り結婚指輪の工房では、基本の制作費に加えて地金の量で価格が決まるため、これらのコストを正確に見積もるのが難しいことがあります。気になる方は、事前に予算を伝えたり、見積りを作ってもらったりすると良いでしょう。
実は安い!?手作り結婚指輪の相場
結婚指輪を手作りする際、やっぱり気になるのは予算や相場。
手作り結婚指輪は思っているよりもリーズナブルに作ることができます。使用する素材やデザインによって異なりますが、一般的には既製品を購入するよりもコストを抑えられるケースが多くあります。
『ついぶ柏工房』の価格例
『ついぶ柏工房』の手作り結婚指輪は、2本の平均価格が140,000円。結婚指輪と婚約指輪のセットリングなら3本で平均価格350,000円ほどで手作りすることができます。
これらに加えて、宝石を入れたり(『ついぶ柏工房』の場合は1石3,300円~+石代)特殊な加工をする場合は別途オプション料金がかかることがあります。デザインが決まっている場合は事前に金額を教えてくれる工房もあるので、「案外高かった……」と後悔する前に、ぜひお問い合わせしてみてくださいね。
シンプルリングコース K18ホワイトゴールド(甲丸・15号・3㎜幅)K18ピンクゴールド(甲丸・9号・2.5㎜幅)ペアで143,000円
ワックスリングコース プラチナ900(V字型・15号・3mm幅) プラチナ900(V字型・9号・2.5mm幅)ペアで220,600円
婚約指輪の素材: プラチナ ダイヤ:0.177ct[E/VS-1/3EX H&C] 結婚指輪の素材: プラチナ 297,250円
婚約指輪の素材: プラチナ ダイヤ:0.240ct[D/VVS-1/3EX H&C] 結婚指輪の素材: イエローゴールド 365,750円
手作り結婚指輪での後悔ポイントと対策
手作り結婚指輪には、注意すべきポイントがいくつかあります。以下では、一般的な後悔のポイントとその対策について解説します。
作り方に違いがあることを知らなかった
一般的な手作り結婚指輪には、鍛造製法と鋳造製法のふたつの異なる作り方があります。それぞれの作り方には特徴があり、それぞれに適したデザインが存在するので、合わない作り方を選んでしまうと後悔することも……。事前に作り方の特徴を確認したり、職人さんに提案いただいたりしながら、自分たちに適した作り方を選びましょう。
鍛造製法:棒状の金属を加熱し、丸めて叩いて形を作る伝統的な技法です。この方法で作られた指輪は、密度が高く、耐久性に優れています。叩いて作るので、できるデザインは基本的にシンプルなもの。約3時間で完成するのでお急ぎの方、費用を抑えたい方にもおすすめの作り方です。
鋳造製法:鋳造製法は、指輪の型に金属を溶かして流し込み、冷やして形を作る方法で、ロストワックス法とも言います。この技法では、複雑なデザインや細かい装飾が可能となります。お客様に行っていただくのは指輪の原型作り。加工しやすい“ワックス”を削ったりしてご希望のデザインを制作していただける、こだわり派にぴったりの作り方です。
予算通りに作れなかった……
素材やデザイン、製法によっては予算を超えてしまうことも……。事前に予算をしっかりと計画し、それに沿った素材選びやデザインの調整が必要です。不測の出費を避けるためにも、予算内での制作を心がけましょう。事前に工房のスタッフへ予算を伝えておいたり、気になる方は事前に見積りをもらうのもおすすめです。
完成した指輪がイメージと違った……
手作り結婚指輪は完成するまで実物が見られないため、イメージと実際の指輪が異なることも。これを避けるためには、デザインの段階で細部まで慎重に検討することが重要です。可能であれば、3Dモデリングなどを用いて完成形のイメージを事前に確認すると良いでしょう。
指輪のデザインに飽きてしまった……
結婚指輪は長く使うもの。個性的なデザインも魅力的ですが使っているうちに飽きてしまったり、好みが変わったりすることも。気になる方は、流行に左右されず飽きのこない普遍的なデザインを選ぶか、または時代に合わせて修正可能なデザインを選ぶことが大切です。
アフターサービスの内容が手薄かった……
安心して長く使える指輪には、アフターサービスが大切。手作り結婚指輪の工房には、アフターサービスが手薄いところもいくつかありますから、サイズ調整、磨き直し、修理など、長期にわたってアフターサービスを提供してくれる工房かどうかを事前に確認しておくのがおすすめです。
結婚指輪の手作りの流れ
結婚指輪を手作りする時の一般的な流れをご紹介します。一生に一度、なかなか馴染みのない結婚指輪の手作りだからこそ、ワクワク楽しめるはずです。
1.結婚指輪のデザインを決める
まずは、結婚指輪のデザインを決めます。シンプルなものから少し凝ったデザインまで、二人の好みやアイデアを形にしてみましょう。なかなか決まらない場合は、工房のスタッフが提案してくれるので気軽に相談してみて。
ちなみに、手作り指輪の工房は完全予約制のことがほとんど。予約なしで作れる場合もありますが、予約はネットで簡単にできる工房もあるので、事前に予約してから訪問するのをおすすめします。
2.結婚指輪の制作
デザインが決まったら、指のサイズを測っていよいよ制作に入ります。
鍛造製法の場合は、棒状に伸ばした金属をバーナーであぶって柔らかくするところから。やわらかくした金属の棒を曲げて端と端をつなげて円状にして、溶接。ハンマーで叩きながらサイズを調整して、ヤスリなどを使ってきらきらに仕上げていきます。
鋳造製法(ロストワックス法)の場合は、デザイン画を元にワックスという硬いロウソクのような素材を削って指輪の原型を作っていきます。
難しい工程はサポートする職人におまかせを。制作過程も楽しい時間の一部ですので、存分に楽しんでくださいね。複雑なデザインや特殊な加工が必要な場合、自分たちだけの技術では実現が難しいことがあります。
3.完成!
鍛造製法ならリングの内側に文字を入れて、2時間程度であっという間に完成!ダイヤなどの宝石を留めたりや手彫りで模様を入れたりといった、追加の有料加工をご希望出ない場合、結婚指輪はその日のうちに完成し、お持ち帰りいただけます。
鋳造製法(ロストワックス法)の場合は、出来上がったワックスの原型をお預かりして、職人が指輪の「型」を作ります。その型へ溶かした金属を流し込み仕上げをして完成。
ふたりで作った結婚指輪は、ただのアクセサリー以上の、これからの二人の関係を象徴する大切な宝物になるはずです。
手作り結婚指輪はこんな人におすすめ
ふたりの愛と絆を形にする人気の手作り結婚指輪ですが、特にこんな人にオススメ!というポイントをまとめてみました。
モノより経験や思い出を大切にしている
物質的な価値よりも経験や思い出を重視する方には、手作り結婚指輪がぴったりです。手作りする過程の思い出は、指輪自体の価値を遥かに超えるものに。工房で過ごした時間や、試行錯誤して作った思い出、そしてその成果として出来上がった結婚指輪は、お二人にとって特別な、唯一無二の存在となるはずです。
ハンドメイド、DIYが好き
自分たちの手でものづくりする喜び、その過程で生まれる思い出は、既製品では決して得られないものです。自分たちだけのオリジナルデザインを考えて、イチから作り上げることで、指輪に特別な意味を込めることができますよね。
ブランドにはこだわらない
もしパートナーがブランド品を好きな場合、手作り結婚指輪を無理に選ばせるのは避けて。ブランドにこだわらないご夫婦には、ふたりらしさを存分に発揮することができる手作り結婚指輪がぴったりです。周りの人たちが持っているものは嫌という、自分の個性を大切にされている方にもおすすめといえるでしょう。
価格はできるだけリーズナブルにすませたい
手作り指輪は、市販の製品に比べて一般的にコストが低く抑えられます。結婚したばかりは、結婚式や新婚旅行、新生活などで何かとお金がかかる時期でもありますから、安くすませたい方にもおすすめの選択肢です。
二人らしい結婚指輪を、手作りしませんか。
手作り結婚指輪は、単なるアクセサリーではありません。二人の愛と絆を形にした貴重な記念品。特別な思い出も一生の宝物になるはずです。
世界にひとつ、お二人だけの特別な結婚指輪作りを、ぜひ楽しんでみてくださいね。