婚約指輪は用意すべき?

2024/07/23 未分類

ついぶ工房で制作した手作り指輪でプロポーズしている風景の写真

英語で「約束」「誓約」を意味する言葉を使ってエンゲージリングとも言われる「婚約指輪」は大切な人への婚約の証として贈る指輪です。

一般的にはダイヤモンドが一粒付いた立て爪のデザインで、プロポーズの際にリングの入ったケースをぱかっと開けて渡すシーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

最近では

「婚約指輪にかかる費用を結婚式や新婚旅行、これからの二人での新生活に充てたい」

「ダイヤモンドのついた華やかなデザインはもったいなくて着けていくところがない」

「高価なものだから仕舞ったままになってしまいそう…」

「二人で着ける結婚指輪が欲しいから、わざわざ婚約指輪は着けないかな…」

そんな理由から結婚指輪は買っても婚約指輪は買わないという人も増えているようですが、

やっぱりプロポーズの定番で憧れの存在。

高価な買い物だからこそ迷ってしまう婚約指輪。

婚約指輪は本当に必要なの?

そう疑問に思う方もたくさんいらっしゃると思います。

今回は婚約指輪を贈ることの意味とついぶ柏工房で手作りできる婚約指輪おすすめデザインなどをまとめたいと思います。

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婚約指輪ってなに?

「婚約指輪」って言われるとどんなイメージを思い浮かべますか?

日々の中で大きな節目というと受験、入学や卒業、成人式たくさんありますが、その中でも存在感が大きい節目は"結婚"ではないでしょうか?

そんな人生の大きな節目の結婚に関係する指輪は『結婚指輪』と『婚約指輪』とざっくりと2つございます。それぞれ英語では『マリッジリング』と『エンゲージリング』とも呼ばれていて

その名前の通り、結婚指輪は結婚の際に結婚の誓いの証として二人で身に着けるのが一般的で、結婚の前段階の婚約の証として身に着けるものが婚約指輪です。

婚約指輪は特に男性から女性に贈ることが多く、プロポーズの際に気持ちを伝える際に贈ったり、結納の中で納めたりして、結婚の意志を伝える際に贈ることが多いようです。

ちなみに婚約期間だけしか着けられないというわけではなく、結婚した後は結婚指輪と合わせて身に着けることが多いようです。

なんで婚約指輪を贈るの?

結婚指輪や婚約指輪の歴史については諸説ありますが、

どの説の中でも

『これまで別々だった二人が一緒に一つの家族になる』

そんな決意や決心の証、強い想いを指輪として用意されたことがはじまりとされています。

特にプラチナやゴールドなどの貴金属、そもそも金属そのものや指輪についている宝石は今でもそうですが、簡単に手に入るものではなく決して安価なものでもありません。

これまで別々だったものが一つになるという節目を大切に考えて、言葉だけでは表しようがない“あなたと一生を共に添い遂げる“という決意を目に見えるかたちとして、そういった価値の高い指輪を贈ることが婚約指輪や結婚指輪のスタートだったのではないかなぁと私は思っています。

婚約をするからと言って婚約指輪を絶対に持たなくてはならないものではありませんが、

婚約や結婚は本人たちだけがこれからの人生を一緒に過ごすというだけでなく、二人のご両親や兄弟姉妹などの家族や親族、関わってきた友人や知人とも縁を結ぶことになります。

婚約指輪は決意や想いを伝えたり、また婚約指輪を身に着けたりすることで、ご家族や周囲の人にも結婚の約束や意思を伝えることが出来るアイテムなんです。

どんな婚約指輪がいいの?

二人で一緒に暮らす同棲を始めようかな?

プロポーズしようかな?

入籍しようかな?

結婚式を挙げようかな?

そんないろいろなタイミングで、婚約指輪を用意するか考えられる方が多いのではないでしょうか?

婚約指輪のデザインにはいろいろな種類がありますが、

日本でも特に人気のある定番デザインは、指輪と言ったらこんな形と思い浮かべるかたも多いプラチナで作られた指輪にメインのダイヤモンドが乗せられるようなデザインです。

こうでなくてはいけないという決まりはありませんので、相手の方にあったものを選ぶことが一番です。

ご婚約指輪を選ぶときのポイントはいくつかありますが、

ご結婚指輪と重ね付けしたいなら、それぞれ別々で買うのではなくご結婚指輪も一緒にどんなデザインにするか考えたり、ご結婚式のお呼ばれやお祝いの席など華やかでおめかしした時に着けたいならそれなりに華やかなデザインを選ばれたり、

ちょっとしたお出かけやデートのときにも身に着けたい身に着けて欲しいなら比較的シンプルなデザインの方が着けやすいかもしれません。

当たり前のことかもしれませんが、どんな場面にどんな方が着けるか想像しながら選ばれるのがポイントです。

ついぶ柏工房で手作りできる婚約指輪のデザインとデザインサンプルの写真と一緒にどんな方におすすめかもご紹介します。

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1- 年齢を重ねても着けやすい立て爪タイプのデザイン

ベースとなる指輪に一粒のダイヤモンドを立て爪で留めた王道でシンプルな爪留めタイプのエンゲージリングは誰もが思い浮かべる婚約指輪で一番人気のデザインです。

ダイヤモンドが持つキラキラとしたきらめきが引き立つ光が取り込みやすいデザインでダイヤモンドの存在感が際立ちます。シンプルなので年齢や雰囲気を選ばずに着けやすいので、ハレの日など華やかな場面に身に着けられるスタンダードなデザインは年齢を重ねても身に着けやすく、流行に左右されないので長く愛用できるご婚約指輪となります。

やっぱり定番な流行に左右されないデザインを送りたいという方はプラチナ素材の甲丸型の指輪をベースに、4本爪や6本爪とダイヤを留める爪の本数で雰囲気が変わりますので石の留め方はダイヤのサイズに合わせたご制作がおすすめです。

ついぶでは定番のプラチナのほかにイエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドの三種類のゴールドカラーから素材をお選びいただけます。贈る相手の方が普段着けているアクセサリーや服装などの雰囲気に合わせられるとより気持ちが伝わるかもしれません。

指輪の素材を写真のようなピンクゴールドでご制作いただくと婚約指輪のかたち自体はシンプルなデザインでも可愛らしい雰囲気に仕上げることが出来て、可愛らしいものがお好きな方や暖色系の服装を好まれる方に喜ばれるデザインになります。ついぶでご用意しているピンクゴールドは独自の配合で赤みがあるため、“ピンク”と言っても甘すぎず上品なカラーなので年齢が上がっても着けやすい色合いの素材だと思います。

長く愛用してほしいからシンプルにしたいけど、少しだけ他にはないようなデザインの婚約指輪を手作りしたいという方は、ベースの指輪を「鎚目(つちめ)」模様を入れるタイプにしてはいかがでしょうか?

金づちで自分で叩いて模様を入れる「鎚目(つちめ)タイプ」は力加減で模様が変わります。同じ模様を作ることは出来ないため、入った模様はあなただけの模様です。

つちめ模様が光にあたるとキラキラと反射するデザインで、スタンダードで定番デザインの中に遊び心がきらりと光るようなご婚約指輪に仕上がります。

2- ひっかかりの少ない爪がないタイプのデザイン

「フクリン留め」「ミル留めタイプ」は定番のダイヤモンドを爪で留めるタイプの婚約指輪とは異なり、ダイヤを囲うように留めるデザインなので飛び出した部分などのひっかかりが少ないことが特徴のダイヤモンドの留め方です。爪留めは見えている金属の部分が少ないため繊細な印象に仕上げりますが、覆輪留めやミル留めのタイプは丸み帯びてどこか優しい印象のご婚約指輪になります。

ついぶ柏工房では印象の異なる2種類のエンゲージリングのダイヤモンドを囲って留めるタイプをご用意しております。

“フクリン留め”はダイヤの周りを囲むように石を留める方法で、シンプルで飾りがないのでさらりと日常使いしやすく、

“ミル留め”はダイヤをぐるりと囲うように「ミルグレイン」という小さな粒で留めているので、クラシカルでおしゃれな印象になります。

どちらも「婚約指輪を着けてほしいけれど、華やかなお祝いの席にしか使えないのはもったいないな・・・」と思われている方にぜひ選んでいただきたいダイヤモンドの留め方で、ご結婚式などのお呼ばれやハレの日などにはもちろん、ちょっとしたデートやお出かけにも着けやすいデザインとなりますよ。

想いを込めて手作りしたご婚約指輪だからこそ、ハレの日やお祝いの日などの特別な日だけでなく、普段のちょっとしたデートや食事、お出かけにもう少し気軽に着けて欲しいと思われる方におすすめのご婚約指輪デザインとなっております。

写真はフクリン留めでダイヤをセッティングしたエンゲージリングです。

シンプルなファッションを好む方やクールな印象の女性にも着けていただきやすい華やかさが控えめのスマートな印象の婚約指輪ではないでしょうか?

ご紹介した金づちで叩いて模様を入れる「鎚目(つちめ)」タイプの指輪にされてよりファッショナブルなご婚約指輪でも素敵です。

ダイヤモンドの部分がシンプルなので、指輪のタイプやデザインにアクセントを加えやすいタイプでもあります。

“ミル留め”はフクリン留めと同じくダイヤモンドの周りを囲うように留めますが「ミルグレイン」という小さな丸い玉状の粒を打って仕上げます。

この「ミルグレイン」で装飾するデザインは石留めとしてだけでなく指輪本体やネックレスなどアンティークジュエリーによくみられるもので、華やかさと上品さを併せ持つ雰囲気となります。

「ミルグレイン」という言葉はラテン語の“ミル=千(たくさんの)”+“グレイン=粒”を組み合わせた“千の粒”という意味の名前なのですが、

キラキラとした丸い粒がダイヤを囲むように並ぶデザインは途切れることのない想いや気持ちを表した縁起の良いデザインでもあるので、ご婚約指輪の装飾だけでなくご結婚指輪などブライダルに人気の装飾なんです。

華やかさもありつつ落ち着きのあるクラシカルな印象に仕上げるので、ゴールド系の素材とも相性が良いので、ついぶ工房ではイエローゴールドの素材でミル留めを選ばれる方が多くいらっしゃいます。

写真でご紹介しているタイプはちょっと珍しいデザインで、ベースとなる指輪の部分をプラチナに、ミルグレインでダイヤを留める石枠部分をイエローゴールドにしたコンビタイプのエンゲージリングです。

コンビタイプの指輪は違う素材の金属を組み合わせてデザインなので二種類の素材の雰囲気を楽しんでいただけます。

他にはあまりないデザインなので、他の方と被りにくいデザインが良いという方におすすめです。

またシルバー系のカラーもゴールド系のカラーのアクセサリーもどちらも使う方やご結婚指輪がどんな素材でもコーディネートしていただきやすいと思います。

写真と同じイエローゴールドの石枠でダイヤを留めたコンビタイプのご婚約指輪は以前ついぶでご婚約指輪を手作りにいらっしゃった方でイエローゴールドの石枠部分を二人でお出かけした時に見た思い出のひまわりに見立てて、プロポーズのときにひまわりの花と一緒にプレゼントされたという素敵なエピソードがあるんですよ*

3- 普段指輪を着けない方でも着けやすい婚約指輪

ここまではメインのダイヤモンドの留め方をメインにデザインをご紹介しました。

ダイヤモンドはエンゲージリングのセンターで輝くため主役的なポジションですので、このダイヤの留め方で印象が大きく変わる部分ではありますが、やっぱり身に着けるときに重要になってくるのが、ベースとなる指輪の部分です。

ご婚約指輪に限らずいえることですが、お仕事やアルバイトの関係で普段あまり指輪を着けない方も多いかと思います。実際ついぶ東京工房で指輪をご制作になる方でご婚約指輪やご結婚指輪が初めて身に着ける指輪という方も少なくありません。

そんな普段指輪を着けない方におすすめなご婚約指輪のデザインをご紹介します。

指輪のアーム部分の幅が細い華奢なタイプの婚約指輪は普段指輪を着けていない方や初めて指輪を着けるそんな指輪初心者の方に贈る際におすすめです。

実は指輪の幅で指輪の着けた時の感覚、着け心地が大きく変わるんです。

内側のカーブによっても変動しますが、幅が広い指輪はしっかりとした存在感ですが、指輪自体が少し重くなってしまうことと、指輪に着けた時に指と触れる部分が多く、着けなれていないと幅が細い指輪と比較して「指輪を着けているなぁ」という違和感が強くなってしまいます。長く着けていると慣れてくるものではあるのですが、毎日は着けないという方には細幅の指輪の方が着けやすい場合が多いです。

デザインにもよりますが、幅の目安として、幅3.0mm前後くらいのものが販売しているブランドさんも多く、一般的な幅ですので、その3.0mm幅よりも細身の幅を選ばれるとより着けやすいかもしれません。

例えば、同じ3.0mm幅でも指輪サイズによって小さめのサイズの5号ではぽってりとした印象で20号では細身に見えることや選ばれるダイヤモンドのサイズによっても雰囲気が変わります。

ただあまりに細すぎてもサイズによっては歪みやすくなる場合など強度的な問題もありますので、ついぶ工房サンプルをご覧いただきながら幅感とサイズ感についてはご相談いただければ幸いです。

ついぶ工房では細幅の指輪として、幅3.0mm以下の指輪は約2.5mm幅・約2.0mm幅・約1.5mm幅からお選びいただけます。

約2.5mm幅の指輪は華奢な印象の中にもしっかりと幅が感じられ存在感と細身幅の両方を併せ持つ雰囲気の婚約指輪になります。

約2.0mm幅の指輪はより繊細な印象でご結婚指輪と重ねて着ける場合でもバランスが良い幅感です。

約1.5mm幅は華奢で細身な印象でダイヤモンドとの対比で石の存在感が引き立つようなご婚約指輪となります。

また、細身の幅の指輪の魅力は軽さや着けやすさだけでなく、お持ちのファッションリングやペアリング、ご結婚指輪との重ね着けがしやすいというポイントもありますよ。

4- もっとカジュアルに日常使いしてほしいと思った方におすすめのデザイン

最近では特にご婚約指輪を用意しないという方も増えています。

高価なもので、華やかなデザインはきちんとおめかししないと着けられないし、もったいなくて結局仕舞ったままになってしまう…という思う方も多いことが理由かもしれません。

ついぶ柏工房では「せっかくならもっとカジュアルに着けて欲しい」「お仕事中やお友だちと遊ぶときにも大切な人が作った指輪を楽しんでほしい」という想いからできる限りシンプルなデザインで気軽に着けられるようなエンゲージリングを手作りすることが出来る「グレインダイヤコース」というコースをご用意しています。

ついぶにいるスタッフの声から生まれた「グレインダイヤコース」で作れる指輪は、ご婚約指輪らしいシルエットのままできるだけ着けやすいように細身でダイヤモンドはひっかかりにくいセッティングにしたデザインです。通常のご婚約指輪はダイヤの大きさやグレードで大きく変動して予算が立てにくいという点や高価すぎてもらいにくいという2つのデメリットをダイヤ代込みにした一律料金にすることでわかりやすい価格表記にしました。そして、サプライズプロポーズやサプライズプレゼントで迷いがちな指輪のサイズですが、「サイズ直しが1回無料サービス」が付いているので、贈り物として選んでいただきやすいコースとなっております。

一度聞いてみたらいらないと言われたけどせっかくならプロポーズのときに指輪を贈りたい

気持ちを込めて作るから大げさなものじゃなくて良い

シンプルなものなら着けてもらいやすいかも

という方が選ばれる人気のコースとなっております。

ぜひグレインダイヤコースも選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか?

〇さいごに

私たちは、「この人と一緒に幸せになりたい」という“いま”の想いをぜひ指輪というかたちにして身に着けてほしいと思っています。

婚約指輪を買うタイミングや用意するタイミングは結婚後でもいつでも大丈夫なんですが、いつでもいいからこそ“そのとき”以外には用意しにくいものです。結婚して二人で生活してからやお子さんが生まれてからなど、やっぱり欲しかったと思っても、タイミングが無かったり言い出しにくかったりと、結局無いままという話もよく聞きます。

大切な人が見に着けている指輪が、ふとした時に目に入るときに“あの時の想い”を思い出すことで

楽しい時も健やかな時も気持ちが落ち込んだ時や踏ん張らなくてはいけないときに

大切な人が手作りした指輪や二人で制作した指輪が二人を支えてくれる指輪になります。

ついぶ柏工房では、お二人がこれからを一緒に過ごす指輪を作っていただけるようにご相談から制作、完成までを二人に寄り添うような指輪の手作りをしっかりサポートさせていただきます。

素朴な疑問や相手には言いにくい気持ちでも、まずはご相談いただければ嬉しいです。

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ついぶ柏工房の店舗情報

  • 店舗名:ついぶ柏工房
  • 住所:千葉県柏市末広町1-1 柏髙島屋ステーションモール新館9F
  • 最寄り駅:JR常磐線柏駅、東武野田線柏駅
  • アクセス:JR常磐線柏駅、東武野田線柏駅から駅直結/徒歩5分
  • 営業時間(仮):柏髙島屋ステーションモールに準ずる 10:00〜20:00
  • 定休日(仮):柏髙島屋ステーションモールに準ずる 年始年末